あなたの自信が反映される価格設定のしかた

①お仕事として制作するときのマインドを整える
・お客様目線で見てみる1-1
・あなたの自信が反映される価格設定のしかた(この記事です)1-2
・やりたいこととやりたくないことどうする?1-3
前回は、ものづくり作家として作品を作るときの第三者目線について書きました。今回は、作るものの自信の表れが顕著であるのが価格です。自信のつけ方から価格設定まで学びます。
自分の商品に自信があるか
自信のない作品については、発信の際に反映してしまうのか、なかなか売れないと思いませんか?沢山の作家さんを拝見してきましたが、例えば告知文などの文章に矛盾がある、拝読した時にスムーズに言葉が入ってこないなどの点から
あ、これはご自身の商品に自信がなさそう・・・
と気づくときがあります。これはお客様(になってくれるであろう方々)が見ても、「欲しい」「この人から買いたい」と思うでしょうか。どこかで自信のなさが伝わってしまうと難しそうですね。
逆を返せば、ご自身がものすごく好きなものや、こころからイイ!と思ったものってって自然にセールスポイントや売りポイントが見つかりますよね。販売経験や営業経験のある人ならばピンときそうです。自分の愛着のあるものって売れます。
自信の付け方はどうするか
無料で(もしくは低価格で)使っていただく機会を設ける
万が一自分の何か(技術など)に自信がなければ、モニターを募って使ってご意見いただき、反映して納得いくまで修正してみてください。モニターさんはブログなどネット上で募ってもいいし、例えば身近なところでご家族・ご両親とか、辛口のお友達なんかがいいです。
このときの感覚としては、作ったものをただ単に無料であげるのではなく、ご意見をいただくモニターさんなんだという意識が大事です。必ず、アンケート用のフォーマットを準備してください。感想をちょうだい!だけですと、「う~ん、よかったよ」としか伝えられないということもあります。必ず身になるご意見をいただく、この心構えにモニターさんも必死に感想をくださるでしょう。
ご提供が無料なのか低価格でもいただくかどうかは、ご自分の負担のない様にご自身で決められるのがいいと思います。基準としては、もともとの価格によるということお伝えしておきます。配送料をご負担いただくというのでもいいと思います。何かしらモニターさんへのご負担のあったほうが、お客様と商品提供者という構図にはなりますので、ご意見が頂きやすいと思います。
とにかく使っていただく機会を設けるということで、よりユーザーからの生のの声を頂戴するんですね。前の項で出てきたお客様目線は、自信をつけるという意味でも大事になってきます。
ビジネスは実際の人間関係の縮図
一方、さらに大事なことをお伝えしますね。お客様目線が大事らしい!といってお客様のおっしゃることをほいほい聞いて、お客様とともに迷子になってしまう作家さんもいらっしゃいます。ありがちパターンです。もしこのパターンに陥ったら思い出してください。
ビジネスって継続したコミュニケーションなんです(大事なので何回も言いますw)
よくあるのは、オーダー制作など制作の前の段階で、お客様のご意見を断れずにそのままなんでも受け入れてしまうこと。お客様にはご希望を聞いてもらえるとなったら取り留めのない方もいらっしゃいます。ご希望をおっしゃっていただけるのはいいのですが、ご自身で整理ができていなくても、思いついたことをぶつけてきます。そこで何でも言いたいことを聞いていては、主導権がお客様になってしまっているのにお気づきでしょうか?
こういった事態に困る人は、これがあなたの実際の人間関係の縮図ではないですか?きっとほいほい受け入れてしまう人は私生活もきっとそうではないかと。いいよ~いいよ~…でいつも泣きを見る人ではありませんか?無理がたたってこちらも継続が困難に。お客様とのやり取りに神経をすり減らしてしまうやり方では、継続ができませんよね。
お客様は、あなたをプロとみて相談しているんです。
なのであなたはプロとして返答すればいいのです。「これはちょっとお勧めできないですね。なぜなら~」「そうですね、いいアイディアですね!取り入れましょう」「制作可能ですがスケジュールが詰まっていますので、恐縮ですがお急ぎ料金いただきますね」など。
お客様目線を保ちつつ、あなたはプロとしてヒアリングの主導権を持つことを忘れずにいましょう。
あなたの自信を形に表す
そして自信=価格に反映されやすいものです。これはお値段を決めるときにも影響してきますが、自分主導で自信をもってお客様へおススメするために
自分だけの価格表マニュアル
を作成するといいでしょう。というより必ず作りましょう。こちらは普段からお値段を決めるときの指標とし、お客様へオーダーを受ける際には提示し、オプションで追加される内容を細かく価格設定しておくと楽です。楽でもあるし、言った言わないのトラブルの時にクレーム回避となります。これは自分なりの価格法則ですね。詳しくは後の項で書きますが、お値段の付け方に関してはざっくりとした目安ですが材料費(原価)の3~4倍はいただきましょうと言っておきます。
≪アクセサリー作家さんなら≫
・パーツ代×4を価格の基盤にする
・パーツ追加 ひとつにつき ○○○円
・ピアスからイアリングへ変更で ○○○円≪洋服作家さんなら≫
・縫い線1本縫製工程につき ○○○円
・パターン変更1工程につき ○○○円
という具合ですね。必ず迷ったあなたを救ってくれます。そしてこちらも、お客様目線としてはありがたいことなんです。
明瞭会計!
些細なことですが、信頼としてお客様の脳裏にインプットされていきます。
次回「やりたくないことをどうする?」に続きます。
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