市場感覚を養うために〜街に出て市場調査をしてみる〜

第5項でやること
⑤自分の作品の適正価格を知る
・適正価格って何?5-1
・基準を定める5-2
・一般的な市場感覚を養うために5-3(この記事です)
一般的な市場感覚を養うためにすること
それにしても前述した方法で、自分の商品のお値段を出したとしても
「いったい自分の商品が、市場の中でリーズナブルなのか高価なのか」一般的な市場の相場をしっかり知っておいた上で
お客様へはお勧めするべきだと思います。
市場感覚をバランスよく持っておくってことですよね。
なぜリーズナブルなのか、なぜ高価なのかを説明できたほうがいいと思うからです。
商品そのものの付加価値を考える
ハンドメイド作家としてデビューした(する)あなたが、
ひとつの覚悟として取り入れてもらいたいのは
日常的に商品を見るときや、あなたがお買い物しようと思った時に
【商品全体の価値そのものと、商品を選ぶときの理由(付加価値)をその商品にカウント】してほしいということです。
その二つが合わさったものが、全体の商品としての価値となります。
たとえば一般的に【アクセサリーをギフトに選ぶ時】に
○デザインが素敵・お相手が好きそうなテイストの世界観
〇デザインがシンプルで誰からも好かれる(受け入れられやすい)
〇壊れにくいと定評である(レビュー)
〇メンテナンスのアフターフォローが充実している
に加え
〇一流ブランドだから
(定評がある・歴史がある・ブランドイメージがあるなど)
という理由もあると思います。【知られている】というのは充分にギフトに選ばれる理由ですよね。
ブランドとは信頼と実績ですから、そのブランドを選ぶことで分かりやすく価値を伝えることができるんです。
では、
【一流ブランドだから(定評がある・歴史がある・ブランドイメージがあるなど)】
に付随した価値っていったいどれくらいで、商品そのものの原価(材料費・人件費など)はどれくらいなのでしょうか。
それ(ブランド運営)を継続させるために広告費・人件費・パッケージなどのデザイン料・配送料などなど
商品以外にもプラスアルファで経費がかかっています。
商品そのもののお値段はいくらくらいで、それ以外のものにかかっている費用はどれくらいなのかと予測することです。
それ以外でも、同じ商品を扱っているいわばライバル店ということになりますが
商品を比較し手に取って「なぜこの金額なのか」「売れている理由」「ほしいと思う理由」を分析してみると見えてくるものがあります。
自分の目で確かめ、こうやって実際に体感することが大事だと思います。
まさに今の時代の流れ、リアルな市場の空気感だとか流れなど自分の感覚を養うことが大事です。
街に出ることの大切さ
商品の付加価値や原価を考えながらお買いものするなんてちょっといやらしい!と感じますか?
例えばショップスタッフさんに「これ原価はいくらですか?」などど開口一番聞くのもどうかと思いますが、
逆に付加価値についてはぜひ話させてほしい!という自社商品愛に満ちたスタッフさんもいらっしゃることでしょう。
【商品についての付加価値】
・デザイナーや作家の制作秘話
・プロダクトのこだわり
・素材やパーツについての説明
こういった市場調査はハンドメイド作家になったあなたの義務でもあります。
販売ということもきちんと年頭において活動するのであれば市場も充分勉強の場になります。
いろいろと方向性に迷っていると、市場調査もすべて苦しいものではありますが
自分の設定した価格表を添削するようなつもりで出かけると楽しいものでもあります。
迷った時は、デザインソースのインプットもかねて、美しいものを見たり、自然のものを見たり
そして市場調査でいったいどんな流れがあるのか街に出ましょう。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
それでは第五項はこれで終了です。お疲れ様でした。
引き続き【 ⑥価格改正にするためにやるべきことを知る】をやっていきます
ではまた
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